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𝘌𝘵𝘵𝘢 𝘉 (@ettaB_1) · 07/2024 · Tröts: 62 · Folger: 331
Di 03.09.2024 16:43
『東京都同情塔』九段理江
7か月間、感想を書きかけのままほったらかしにしていました。
言葉が現実社会のあり方や人々の思考にどれだけ影響を及ぼすのかを、主人公の建築家マキナ サラの主観で語るストーリー。
#読了 したときの感想は「面白かった」なのですが、その後のインタビュー記事を読むと、作家である前にマーケターなのかな？と思わせるような発言が多く、著者に対する不信感のようなもので今は作品の印象が上書きされています。
自由にものを書ける有名作家のステータスを得るために芥川賞を目指していたという話や、受賞作を書くにあたり「５％くらい生成AIを使った」（実際にAI生成文を使ったのはわずかな部分）と「勢いで」芥川賞の記者会見で発表してしまったというエピソードなど、反響を想定した、つまりバズることを狙った上でこういった発言をしているのかな、と。
「クリエイティブそのものを（AIが）代替することはできない」としながらも、リサーチ段階でAIとのインタラクションを通じて得たアイデアを活かした、コンセプトのまとめや資料の整理にAIを活用することで創作の取りかかりまでのプロセスが時短になる、などとインタビューで答えていらして、ふうん現代人なのだなあ、と感じました。>
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